平見翠玉

陽の当たる日々ばかりではない笑顔と相手を思う言葉があれば

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恋子

手品師が言葉にペンを刺して見せ黒い涙に笑いを誘う

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パパ猫

むせるよな稲の匂いと澄んだ空 五円玉手に古里思う

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梅鶏

手を振って来る人全てに手を振って子供のなかに境界はない

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ちょこのん

サンバ隊々長さんにお手紙を書きます出だしは何にしようか

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ちょこのん

ココナッツ飲み込む 冬が来る前の常夏の国に片手で立って

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恋子

オモチャ見てボクがボクがと駄々を捏ね手を摺り寄せる唯我独尊

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恋子

手のひらでいろはにほえど独楽が舞う片恋うれし想うがままに

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恋子

手鏡にくちびる映して紅を拭く舌で濡らして君のをむかえ

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恋子

或阿呆 俺の本かと手にすれば終章敗北だけが俺だ

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