澄水

膝枕している君の膝に手を触れて安らぐ僕であるかな

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さくら大根

やっぱりな自分で選ぶほうがいい夫の手には小さいグラス

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カンナ

枯れてゆく紫陽花に施す手は無くて雨の代わりの涙落とすのみ

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サルトビ

急ぐ君 いつか離れた 寂しさよ 君の行手に幸あれと祈る

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澄水

久々に鉛筆を手に短歌詠む黒く光れるトンボのMONOで

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さくら大根

手でつくる影絵の鳥が飛ぶように空飛ぶ鳩がハートに見えた

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さくら大根

打つ雨の激しさ耐えてうつ向いた花を優しく陽射し手招き

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うしめ

夢に見し遠い異国に行かぬまま年金受給の手続き済ます

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恋子

手のひらで転がす恋は太りだし愛を貢げとわがままを言い

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恋子

つまづいてあの恋逃げたかくれんぼ見つけた鬼を上手に燃やし

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