恋子

じゃあまたと心の扉閉め切って世間の闇に参加する挙手

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パパ猫

あなたへのこれが最後の手紙です宛名は書かずどうか元気で

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恋子

手に乗せてフッと溜息吹いてみりゃあれやこれやのアラ万華鏡

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恋子

目くばせが上手になった職場にはミステリアスな恋が飛び交い

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澄水

横浜の山手ドルフィンソーダ水中を貨物船が通る午後(ユーミン 海を見ていた午後)

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恋子

恋までも立てば歩めと励まされ男女の関の通行手形

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恋子

通せんぼ幼い恋のいじわるがおさげにぶたれて手をつながれて

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恋子

手にヒール女が泣けば海鳥のもらい鳴いて恋のレクイエム

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落ちついてマダム

焼きそばをつくりつつ皿温める君のひと手間血色もどる

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育自分

幼子の背中に手を添え歩く父歩きにくさはそのまま愛だ

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