秋山夕介 手
秋山夕介
神崎七瀬 家で食う手料理だけれど君の分はお店みたいに盛り付けてみる
みゆきち 行き過ぎて戻りつ並ぶ行列の おじさんの手に 小さなブーケ
恋子 手料理がうまい君の手まな板に恋までのせてためらい少し
神崎七瀬 目を覚ます独り車内ふと気づき握ってみるとひんやりとした手
ちたん 手首切る私のことを心配しやりすぎないでと君に言われる
凪いだ海の上の 朝食のシチューが喉までせり上がる 手にはテストが 見るにこたえる
Tanka-修一 畦道で、春を知らせる、一番手 レンゲに挑む、若きホトケノザ
杉山美加 そんなことやると自分に降りかかる時猫の手もない
伊吹雪乃 