晴希 捨て
晴希
葉山きらり 捨てられた才能という残骸がほしくて届かぬ今日も生きてる
恋子 うたかたと切り捨てられた夢一夜ないものねだりの恋の博打場
恋子 急げ夏恋の亡き骸捨てながら急ぐ秋には棺を頼み
めるへん 時間という物を創りて縛られる捨てることなど出来ないけれど
澄水 捨てきれぬものをかかえて生きているどうしょうもない私の姿
澄水 捨て切れぬものをかかえて生きているどうしょうもない私の姿
Hama いのちさえ 捨てて私を 贖(あがな)った あなたのことを まだ知らぬとき
パパ猫 夏はいま極まり蝉の焦る声 しぐれも捨てて夕立のごと
茶々丸 