澄水

音のないラプソディーかな点滅す蛍の舞いの数限りなく

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カンナ

目に見えぬ虚数のような哀しみはないものとして今日もニュースを

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Tokari

海鳴りに被せて魅せてその想い世界取り巻く無数の君へ

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風の

五七五31音17音全て素数で孤独な数が

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恋子

やるせなき汗降る昼のひとり夢なにを数えて折れてかゆびは

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平見翠玉

亡き人の年数えては思えどもその人変わらずそのままに

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のらみ

幼子へ瞳輝くプレゼント なんか悲しい 語彙数増えた別れ際

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恋子

数学を抜けて図書室司書の目を背中で遮り左を気取る

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澄水

おそらくは銀河の星の数よりも生物たちの細胞多し

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山下萌々子

この刺激を慈しみシャッターを押す数多の刺激から切り取って

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