平見翠玉

色々あったけど正しく生きてきたまた明日

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Tokari

ひっそりと佇む小屋が告げたのはあった筈の愛おしい日々

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カンナ

出来ました今日の夕食ハンバーグいつもと違う定番料理

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恋子

十日日に財布叩いて待てる人そっと請求書恋文みたい

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ぽり

あの夏の日の入りのようにゆるやかに私の最期もそうでありたい

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パパ猫

明日よりは命の残り不確定シュレーディンガーの猫知らんぷり

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鷹枕可

祝祭日謳歌されつつ南西の空へ血を孕むかのごと吊る茜雲

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カンナ

賑やかなあの輪の中には入れない日陰の花に視線落として

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恋子

ゴメが鳴きゃツルは北へと明日の風恋の渡りは恋のカラクリ

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恋子

恋ひとつ落っこちて泣いた記念日に日記のしおりは夢のなきがら

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