恋子

四季かざる片目のままの恋達磨こんちくしょうと二度目の春に

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澄水

春風に誘われ散歩うららかな小径を行けば小鳥囀る

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澄水

朝風が吹き込んでくる春となるラジオ流れる音楽軽ろく

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めるへん

風緩みわが家の庭に椅子を置く春の天使が休めるように

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恋子

思い出にボタンを手にし恋心君を卒業大人の春へ

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羹鱠

あけぼのに 東風と流るる 梅の香に 思ふ暦と 春の足音

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澄水

白壁にウルトラマリンの空なれば心爽やか春の一日

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澄水

紫木蓮白木蓮と咲きにけり花弁が舞ふ春の風吹く

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凪いだ海の上の

越せぬまま 去りゆく緑の人工芝 痛快に刺さる 初春の北風

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めるへん

兄ちゃんとボール投げした浅き春ほめる言葉にプロを目指そう

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