恋子

裏町の晩夏の昼の涼み台団扇の置かれ花火のバケツ

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恋子

裏町の暖簾の揺れて昼下がり団扇の風の妖しき匂い

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めるへん

仰向けでゆっくり浮かび昼寝するいびき高らか夢見る鯨

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うしめ

来る人も行く家も無いお盆かな昼まで咲いてる朝顔五つ

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パパ猫

甲子園二回戦の音聞きながら風に吹かれて晩夏の昼寝

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葛飾

昼過ぎに 開けた窓から ほんのりと 晩夏の匂い 感じぬるかな

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恋子

昼の夢刹那むさぼる砂時計ならぬ恋なれ悦楽地獄

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恋子

昼顔の恋を磨いて熟と咲きいまひとときを艶とむさぼる

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安田正秋

バウンサー 揺れる娘と 夏の昼 共に船漕ぎ 夢か現(うつつ)か

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恋子

夏遊び芽生えた恋に水やりを昼の酷暑に根腐れしだす

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