パパ猫

夜と昼を遊戯のように繰り返す地球は弾む回転木馬

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サンダルの音だけ混ざり夜の風昼間出来ない話しながら

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二人静

昼下がりあなたの横でうたた寝を毛布ふんわり寝たふりをする

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パパ猫

いい匂い!昼寝に落ちる寸前に風が運んだホットケーキ

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二人静

まどろみて浅き夢見し昼下がり手をつなぎゆく倉敷の秋

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パパ猫

昼と夜は正反対のものだから朝焼け夕焼け優しく繋ぐ

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平見翠玉

遺きし人の病室の白いベッド抜け殻のように真昼の月

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同点の網に吸われし一球は昼間の月と一瞬重なり

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澄水

昼酒を呑んで醒めれば虚しくてただ風だけが吹き抜けるなり

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宵闇

半目して昼の夢みる雨蛙を傍目にするには暑い現だが

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