Tokari 時
Tokari
平見翠玉 川の流れは変わりゆく人も変わる我も変わりて時間は流れる
風の 薄明かり音もまだ寝る午前4時碧い空気を独り占めして
恋子 あくびして時計眺めてテレビ見てうたた寝すれば病魔が笑う
パパ猫 コンビニはこんな時間も明かりを灯し寂しい人の不凍港なり
パパ猫 ほろ酔いの深夜は時空を歪ませてどこから聞こえる夜汽車の汽笛
平見翠玉 介護の間一息つきコ一匕─タイム心安らぐ僅かな時間
澄水 念仏を申す心の起きる時すなわち摂取不捨となりける(嘆異抄 第一条)
恋子 対峙した機動隊と目が合って時間が止まったヤンチャ先輩
澄水 