宵闇

書きかけの小説はぶつ切りのままいつかさばかれる日を待っている

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中3

文集の作文書けず手が留まる嘘でいいなら秒で終わるが

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めるへん

ひらがなの草書のようなしなやかさ筆もなめらか白さぎの首

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中原鼠栞

1時間やっとこ書いたデジタルの履歴書データは消えてしまった

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宵闇

書きかけの筆を休めれば雨の音続いて綴る無為の証明

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Mラビット

たまった家事ほとんど私やってるの君は読書か雨の週末

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カンナ

悪かったうたは全部が痛みだと書いて気づいた愚かな私

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澄水

「存在と時間」を書いたハイデガー嘆異抄読み感動したと

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澄水

念仏の‹信›異なれる無きように思い唯円嘆異抄書く(第十九条)

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恋子

行間を読んでくださいあれからと書き繕っては君とあやとり

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