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月
恋子
七月やジェラシー降りくる恋の季に焼かれてうれし焦れて嬉し
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恋子
澄水
左胸月子の声は神仏の声でもあって紅いハートで
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澄水
jack
電柱の 細い日陰に 身を隠し 信号待ちする 7月の朝
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jack
恋子
ひと月を祭りで過ごす古都祇園おきばりやすと落とす色艶
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恋子
澄水
「月子」呼ぶ直ぐに「んっ」と返事する君と御飯を食べているかな
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澄水
澄水
青空の有明の月眺むれば明け鴉啼く蟋蟀が鳴く
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澄水
澄水
三時半月の光に包まれて風柔らかに靜寂を聴く
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澄水
澄水
我が胸の紅いハートの月子さん恥ないように何時も二人で
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澄水
澄水
聖霊と成りし月子は我が胸に紅いハートのマーク脈打つ
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澄水
芒野予麗
無機質と有機質との端境に海月の居りて母を思はば
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芒野予麗
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