澄水

つば広の月子の帽子飛ばされて転がって行く風立ちぬかな

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パパ猫

月あらば託せもしよう恋心 雨降る夜に唇を噛む

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パパ猫

人類の生まれし時から見つめてる月の本音を聞いてもみたし

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だだ独り風に流れて星を見るいつしか浮かんだ月も1つで

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うたちゃん

どれほどの月日流れているのかと 檜に問えば人の幼さ

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桑田諦命

この絵画 我の作品 山の端に 昇る満月 神の作品

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恋子

五月雨や天の慟哭攪乱しただひれ伏す民衆悲し

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恋子

美しく響く言葉の五月雨もさ乱れ雨と嫌われもして

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そよかぜ

あの頃のちいさな恋は今もなお夜道を照らす月あかり

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うたちゃん

いにしえも今この時も月は知る 穏やかな日も争いの日も

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