わみ 月
わみ
はるるあお 元気出せ月曜の朝一本のコンビニで買うチョコラビービー
風来坊 五月蝿や 女房の愚痴が 今日も飛ぶ 古稀に鞭打ち 漁場の沖へ
澄水 春浅き二月十四日荒野にも咲く花がある花愛でる人
澄水 櫛形に切った檸檬のような月見ている朝で爽やかになる
中原鼠栞 雪月花越えて僕らは泡になる 電車を待った ひたすらずっと
澄水 茜さす夜明けの月の横顔をじっと見ている朝であるかな
中原鼠栞 狼月と万古不易たる城 建てた大工の刻印褪せる
澄水 月星も神も仏もののさまで始めに言葉ありきと思う(誤字訂正、初を始に)
澄水 