チッチ 朝
チッチ
秋鵠空(さとあき) 梓実の昨日の門解きし夏至ただし 景色ととのふ芒の今朝咲き
秋鵠空(さとあき) 戻れ今朝いちに書く名のいく果ては 悔いの泣くかに 小さけれども
猫ネコこたつ 目覚めるの もったいないね こんな朝 とって置きたい 夢のはじっこ
秋鵠空(さとあき) 外が草は咲けるあやなし 樹々の端の 聞きし名やある今朝は咲くかと
クルクルバニー 裏切らず 人を騙さず 傷つけず 誠実なこと 朝日の如く
クルクルバニー 眠いぞよ 咳は止まれど 洟地獄 朝までずっと 起きていました
一色凛夏 いつまでも君に朝日を見てしまう胸三寸の小さな海で
梅鶏 棚湯から昇る朝日に手を合わす湯船の中の誰も彼もが
クルクルバニー 