恋子

ひと鉢もけなげに咲いて種残す歌も残して夢に朝顔

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パパ猫

目覚めれば夢の記憶をたぐる朝 後味苦いと知っているのに

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恋子

熱い茶に朝のゆとりの秋めいて阿吽の呼吸か雨や遠雷

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めるへん

朝早く海へと向かう運転は切ない程に光が迫る

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恋子

散歩道遠回りしてみようかな秋の朝風心を変えた

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恋子

ゆく夏を秋のせいだと恋の愚痴一年草の朝顔みたい

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澄水

仄と咲く野辺の朝顔東雲に野生の姿永遠に心に

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恋子

蝉の声聞こえぬ朝にすきま風朝まだ鳴く虫の秋の風

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パパ猫

朝方はクーラー止めて窓を開け 数時間だけこの部屋は秋

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パパ猫

新しい靴おろすよなときめきで朝焼けのみち歩いて行こう

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