澄水

知恵の樹の本アルテなる店に在り葡萄の弦がひたすら伸びる

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澄水

黒沢の「生きる」を観れば死を知らぬ者に本当の生など無いと

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うたちゃん

梅雨の間に凛として咲く花菖蒲 お手本にして今日を愉しむ

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平見翠玉

過去の本物と本物の未来との狭間で揺れて

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澄水

蒲の穂の今年も一本生えている何時の間にやら解(ほど)ける日まで

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パパ猫

公園のクスノキ四本よく見れば距離とるように傾げておれり

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恋子

夏祭りストロー二本かき氷見せあう舌に恋の溶け合い

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パパ猫

本当は猫に生まれるはずだった手違いあっていまだ馴染めず

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澄水

散歩して汗だくになり帰ったら缶ピール飲む二本三本

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羨まし日本語使う人達は五七を組めば歌が作れて

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