恋子

姥桜盆に浮かべて酒を酌む女将の帯は棘隠す薔薇

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咲夜

このごろの桜散りゆく御氷川に神楽音響く祈祷のまつり

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恋子

消えた恋代理を探し夜桜の闇に魔物の魅せもの小屋が

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中原鼠栞

桜ふる疲れた足で立ち止まるああ、ほんとうに癒されるよな

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パパ猫

街路樹の八重の桜は街燈の灯り透さず淡く陰りて

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澄水

葉桜のトンネル抜けて散歩すりゃ緑の毛虫連れて帰るよ

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楠木

葉桜に変わるいつもの散歩道銀杏の木々も若葉に萌える

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恋子

葉桜をなだめなぐさめ山笑う恋は浮世の読点句読点

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楠木

桜舞う姿描かんと挑めども力及ばず目にしまい込む

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山下萌々子

夜桜が薄く照らされ表情をいくつも見せる 昼が恋しい

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