
歌


季語もなく 字余り字足らず まっ、いいか ズボラに向いてる短歌の世界

悲しみを 歌にしたため 野に放ち 誰ぞに食わす 呑気な遊び

誰も見ず 誰も知らない 短歌など してる時点で 終着列車

いつの日か 妻に刺されて 死ぬよりは 愚かな歌を 作るとしよか

恋人が サンタクロースと いう歌は 今や変態 プレイの一つ

歌うキミ歴史に名を残さないキミここになければどこにもない夜

私にも聴かせて欲しいその歌を君の左のイヤホンをくれ

吠えてなお 誰も聴かない 短歌にて 木霊のように 響いて鳴りぬ
