澄水 死
澄水
春野恭子 死化粧をする約束を果たせずに空き部屋に挿すアリストロメリア
はじめ 死に触れて帰り道には腹が鳴る生きるというは腹が減ること
はじめ 鮟鱇の甘い誘いに捕まって喰われてもいいどうせ死ぬなら
麻衣 死ぬ時に見たい景色を集めつつ先の見えない人生をゆく
平見翠玉 楽しげに生きるのが死んだ人への感謝で供養疎かに出来ぬ
中原鼠栞 カラオケルームで「死にたい」と。マイクを通してないが一番大きく響く
主腐 今正に死なんと欲す人に向け喧嘩を売って買って貰うの
落ちついてマダム ボウリング針のむしろのひとり負け もはや死にたいあの子の視線
恋子 