
死


心無き 機械になれば 死と同じ 獣の同じ 人にはあらず

あの爺 今日もあの道 この道を よろよろ歩く 死ぬ前のこと

目を閉じて耳をすませばサイレンのきょうも一件の腹上死あり

目を閉じて耳をすませばサイレンがきょうも一件の腹上死あり

邪悪なら 忍んだとして 褒美なく 死が待つのみと 知ってはいるが

死ぬ前は 弱り果てるか 突然か どちらにしても 強く生きよう

街は雨これなさざれば死にきれぬもの何もなしなのに生きている

神なんか 生きていないと 教えられ 虚しいままで 死んでゆくのか
