枝瀬優    死
            枝瀬優    
            クルクルバニー    心無き 機械になれば 死と同じ 獣の同じ 人にはあらず
            クルクルバニー    あの爺 今日もあの道 この道を よろよろ歩く 死ぬ前のこと
            アゲハ    目を閉じて耳をすませばサイレンのきょうも一件の腹上死あり
            アゲハ    目を閉じて耳をすませばサイレンがきょうも一件の腹上死あり
            クルクルバニー    邪悪なら 忍んだとして 褒美なく 死が待つのみと 知ってはいるが
            クルクルバニー    死ぬ前は 弱り果てるか 突然か どちらにしても 強く生きよう
            あげは    街は雨これなさざれば死にきれぬもの何もなしなのに生きている
            クルクルバニー    神なんか 生きていないと 教えられ 虚しいままで 死んでゆくのか
            クルクルバニー    