瓜野櫂

眠剤を飲んで効くまでの魔のときよ 小さな死に立ち向かうとき 独りね

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たぴ岡

「死にたいね」君の言葉が僕を刺す 頷いたのにどうして僕は

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小金森まき

きみという光を浴びた僕は死の間際に紅く色づくだろう

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たろりずむ

生きてても良いことないし死んでても良いことないし今ちょうどいい

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糸間ケント

じゃあ仮に死後の世界が無かったらわたしは何処であくびをするの

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塩本抄

引き継ぎのファイルを作り終えてふと死ぬ段取りを考えてみる

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塩本抄

「あたしたち、あんなに死にたかったのにね」友白髪叶う特養ホーム

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May

死にたさに独創性が欠けていて実技の前に筆記で落ちる

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sail

満たされて死ぬ魂の色合いに触れた温度のあたたかいこと

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白鹿あん

死に絶えてしまった夏を呼び戻すみたいな気持ちでトマトを齧る

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