たまねぎ畑子

いつまでも子供のままのドーナッツつまむ指先に母性を込めて

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佐々木ゆか

お囃子がきこえる路で帰るからひとりの初盆寂しくはない

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塩本抄

初盆の歓談途切れ亡き祖母と水羊羹をすくっておりぬ

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みどり

今日もまた 夕焼け見ると 思い出す 物悲しさが好き だった母を

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みどり

頻繁に電話している母だけどいつも一抹の寂しさを感じる

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みどり

窓ごしに 別れを惜しむ 亡き祖母を 新幹線を見ては 毎度思い出す

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まちこ

冬晴れの空父のよう母のよう誰も死んでいない空のよう

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和詩

会うたびに 老を感じる 親父との  母の詣でに 何回行ける

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梅鶏

遠い日の逃げ水を見る延々と母の話を聞く夕暮れに

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Mラビット

良い嫁とホームの皆に自慢する 義母には今の私は見えない

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