パパ猫

どんな雲描こうか空は思案する 水色だけの朝のキャンバス

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パパ猫

どんな雲描こうか空は思案する 水色だけの空のキャンバス

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恋子

夏遊び芽生えた恋に水やりを昼の酷暑に根腐れしだす

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めるへん

冷水が喉と胃袋冷やしたりスイッチのごと喉仏上下

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パパ猫

漁船に運河の水面揺らめいて光を放つダイヤが増える

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パパ猫

夏の朝 水道水の温かく 仏の水入れ 氷をひとつ

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恋子

裏路地にひと鉢咲いた朝顔の水遣る老いの優しアッパッパ

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雨露

水底に沈む硝子が綺羅として 瞳に突き刺さる黒の川縁

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うえはらみき。

大量の 水を纏て うねうねと 龍神のゆく 空を眺める

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パパ猫

夕立の去りし外へと出てみれば涼しき風の天の打ち水

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