平見翠玉 泣
平見翠玉
主婦 結婚はしたくないのと泣く少女海の向こうの涙流れる
平見翠玉 施設へと行きたくないと泣く父を抱き泣き私もう限界と
カンナ 夏の陽が落ちゆき影を濃くしてく悲しくないけど泣きそうになる
満月しじま 泣き言を言うより先に闘うの 希望は自分で見つけるものだ
光永伊都 雨降って 泣いてる子供は いつか晴れる 晴れになれば 笑顔が輝く
満月しじま 「玉ねぎがしみただけだよ。大丈夫、つらくて泣いてるんじゃないから」
満月しじま 傷を抱き疲弊せし吾を今やっと泣かせてくれた鮭の塩焼
満月しじま 決別の語を吐く僕と泣く君の間で香るキリマンジャロは
満月しじま 