パパ猫

目印のなき海原を舟でゆく前に進むを信じて櫓を漕ぐ

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鉄棒の上にも三年

君逢ひに玄海眺む筑肥線常より響くはけふの潮騒

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鉄棒の上にも三年

灰色の大海原を流れるは我が身の如しストレイシープ

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澄水

瀬戸内のしまなみ海道歩きゆく檸檬の花の咲ける頃にや

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ゆあ

いつも会うやたら明るい君の背にかなしみの海が広がっていた

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音羽凜

始発待つ人はまばらで誰もかも海へ行きたい顔をしている

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そよぐ風ゆらりぬらりと鈴の音か 涼しかれと海見ゆ窓辺

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平見翠玉

彼方に見える水平線に立つこと信じ大海に漕ぎ出す

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平見翠玉

雨の雫が川になりやがては大河の一滴となり海になる

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Tokari

海鳴りに被せて魅せてその想い世界取り巻く無数の君へ

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