パパ猫

沖のほう海風波を産みおいて浜に吹き去り波は母を追う

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パパ猫

潮風に吹かれて海をただ見てるほんとは何を見てるのだろう

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パパ猫

夜明けまでこの海にいたシラスたち目玉もちゃんと二つあり

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パパ猫

春雲の下には青き富士の山海渡り来て足に白波

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パパ猫

病める子と片肺飛行の海原をどこまで飛べる休む島もなく

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Tokari

光沢を自慢げ話す魚の群れ、海辺で跳ねて口をぱくぱく

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ちたん

お祭りも海にも川にも行きたいのあなたとじゃなきゃ意味ないけれど

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Tokari

海風が鼻腔に届く一瞬間はためく髪に目を奪われた

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麻衣

死ぬ時に見たい景色を集めつつ先の見えない人生をゆく

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恋子

あるじなき恋がさ迷う春の海連絡船は通うというに

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