澄水

月子さんあなたは僕の灯台で導いてくれ荒れる海でも

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パパ猫

見えずともこの水溜まり どれほどの命うごめく 小さな海だ

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麻衣

さよならを告げた海辺に置いてきた心の一部がたまに痛くて

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澄水

紫雲出山桜の道を登りけり君と二人で海まで見えて

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めるへん

海なのか山の上かな空なのか何処に在るの水の古里

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澄水

人生の荒海をゆく君の舟灯台となり見守っている(何となく好きな人に、息子に)

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梅鶏

てけてけと春の漁船が凪ぐ海の岩場を少し遠回りする

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恋子

茶の香立つ亀齢颪や恋路島苦海にありてミナマタと記す

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めるへん

豆汽車は桜の海を走り行く夢の国へと子どもら乗せて

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ケタクマの父

祝い船 歌ってもらい ファイト湧く 還暦超えて 晩節の海へ

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