深夜

澄水

失った時間求めて記憶へとダイブしている深夜十二時

0
純次

深夜とは深く眠るなんやらそんな詩が疲れても眠れん俺にはよく響く

0
中田満帆

水色の水充ちたればささやかな宴をともす深夜の酒席

0
まちこ

ときめきに罪の匂いが漂えば深夜零時までのシンデレラ

0
凪海

お香も歌集もぬいぐるみもどれもだめだった深夜3時 パスタを茹でる

0
平木リラ

舌先に甘く灯せる貴腐ワイン 髭の濃くなる深夜にたしなみ

0
南 美桜

にんげんのいやなきもちを黒糖で甘く煮詰めて飲み込む深夜

0
木村槿

この町で深夜を飼おう ねえ深夜、わたしのとこにずっといないで

0

町中の明かりを全て消していく 服を脱ぐより裸になって

0