秋鵠空(さとあき)

蛾の焦がる 彼の焰の蛾 夜一夜と 火よ蛾の緒の火 逃る加護の蛾

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秋鵠空(さとあき)

春日野の野火急かすかな陽は西に 灰流す風火の野の幽か

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深山睦美

火の鳥よ!消防法の関係で、ガソリン等は扱えませぬ!

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木村槿

本を読みながらおんなじ部屋にいてあなたの焚き火わたしの焚き火

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羹鱠

ほたる火が 迎えて覚める 初日の出 大器に込める 大志の誓い

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羹鱠

八夜に照る 重ね咲きたり 沢花火 名を掻い消つとも 取る手は常し

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かたつむり

君の手に触れてみたくてシャープペンわざと落とした火曜日の午後

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葛葉

宵闇に膝を抱えて君想う心の防火扉おろして

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一色凛夏

金曜な気がするくらい疲れてる火曜日の夜肉うどん食う

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鈴木ベルキ

キッチンの青い火だけのクリスマス隣の部屋をBGMに

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