パパ猫

窓灯りひとつひとつが愛らしい明日もいい日になりますように

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澄水

窓の灯にやって来る虫守宮(やもり)喰ふ食べられようとしているような

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平見翠玉

旧道で声は聞こえず人も絶え川辺の宿に灯が灯る

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めるへん

ストーブに灯油を入れて火を着けてよっしゃと言えば君はニッコリ

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Tokari

帰り道遠くに見える街路灯こころの中で消して歩くの

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ぽり

コツコツと楽しい思い出ためてゆき走馬灯を彩りたいのだ

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はるるあお

手を握り見つめ合うだけ若かりし我が灯火は今も変わらじ

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澄水

暗い海あなたは僕の灯台で難破せぬよう遠く見守る

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小野りす

艫の灯と艪を掻く音が分かちゆくきみのみづうみわれのみづうみ

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だいだい

帰るべき場所があるからアンコールを止めるためにつく非常灯

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