灰

澄水

青田揺る水の色なら灰色の曇りの空を映して今日は

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澄水
鉄棒の上にも三年

灰色の大海原を流れるは我が身の如しストレイシープ

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鉄棒の上にも三年
天頭松莉

煮詰まれば風さざなみのシガレット 色のない日々に灰色の恋

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天頭松莉
Tokari

闇雲に欠けた想いを探り合い、見つけた頃はもう既に灰

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Tokari
楠木

灰の中一本多く母の骨吾の身体にも二本隠せり

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楠木
カンナ

一生ここで短歌を読んで灰になっても誰も見てない

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カンナ
中原鼠栞

蝋燭の溶け切る皿に小灰蝶(俳句)

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中原鼠栞
めるへん

目が覚めて今日の空色想い見る白か青かなそれとも灰か

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めるへん
澄水

今日の日に今日の水汲む泉から灰になる前やる事がある

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澄水
小野りす

おぼれるときはいつもしづかだぼくたちの触れた光が灰になるまで

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小野りす
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