平見翠玉

君の澄んだ瞳が語り君の心確かめたくて夕焼けに問う

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恋子

美味いもの鮎は塩焼き飽きぬもの恋は甘塩少々の焼き

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満月しじま

君も見ているかもしれぬ夕焼けの色その色に溺れていたい

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小野小乃々

焼きたてのグリッシーニが押し黙る子のくちびるの戸を抉じ開ける

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パパ猫

夕焼けの瓶詰めひとつくださいな。母に贈るの、お代はここね

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パパ猫

落ちてきた雨の涼しく焼けた肌 傘はささずに濡れて帰ろう

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恋子

七月やジェラシー降りくる恋の季に焼かれてうれし焦れて嬉し

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芒野予麗

肥後産の焼酎一杯兄飲みて兄弟船を吾は歌へり

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澄水

一面にアンダルシアの向日葵は強い日差しに焼かれて咲けリ

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夏空は不意打ちのようにやってきてコンクリートの鉄板を焼く

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