澄水 焼
澄水
落ちついてマダム 黒ずくめ眉間の皺も即消える厚焼き卵さあ召し上がれ
落ちついてマダム たこ焼きの小さすぎるたこ哀しいよそこケチるの遺憾であります
小野りす 朝焼けと夕焼けはらむ枇杷の実はたましひほどの重さを持てり
澄水 街灯の上の鴉も夕焼けを眺めているかやがて飛び立つ
屁の河童 焼肉で慰労しようと言う閻魔に鬼ども不満「タンは飽きた」と
屁の河童 ナイロビのホテルで食ったカバ焼きとゾウ煮の味が忘れられない
屁の河童 「お隣の犬が消えたのママ知ってる?」「焼肉早く食べちゃいなさい」
梅鶏 焼き色をじっと見つめて過保護とは焦げる際までわからないもの
だいだい 