はじめ

皺深き白寿の媼の言の葉は丸みを帯びて芯は強くて

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木の実

白々と夜明けの光りやってきて今日も眠れず朝を迎える

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澄水

欲望と怒りの心に挟まれた二河白道を月子と二人

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澄水

念仏の白く真っ直ぐな道つづく往生すまで二人の旅路

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恋子

今日は白初夏の記念にはつらつと恋を包んでちょうちょうむすび

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bja0214

手に残る男の感触、白い液 五歳のわれは拒否すらできず

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澄水

夢の人夢のまた夢春の夜の人生のごと覚めることなし(白井夢人君へ)

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恋子

ゆびきりに指輪が邪魔とささやいて白き跡知り噛んだジェラシー

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パパ猫

クスノキの若葉の上に青い空その上にいる白き三日月

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片思い者

片思い かなうわけない 意気地なし 告白なんて とってもこわい

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