猫まんま 真
猫まんま
澄水 微笑んで死なばいかなる淵なれど我真実を生きたかりけり
南天 スカートの軸を定めて絡みつく額真中に雨粒落ちる
鞘森天十里 真冬日の猫の重みとぬくもりと布団の中でとろけたからだ
澄水 金色の魚は私真ん中で輝いている他よりもっと(パウルクレー「金色の魚」に)
澄水 薔薇の風紅く染まって香りする真っ直ぐ吹いて廻って揺れて(パウルクレーの絵に)
りょう 習・金の写真を踏める火で燃やすこれも「表現の不自由展」に
はるるあお 真珠珠身を切り裂かれ核入れて苦しみながら珠誕生日
はるるあお 真珠見て上司より先終わらせてめちゃくちゃ機嫌悪くさせた
はるるあお 