眠る

パパ猫

いい色の思い出だけで編み上げたタオルケットにくるまり眠る

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パパ猫

眠る子が怖い夢など見ぬことを願うは喜劇 親というものは

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ちゆ

⁡まろやかにほどけて眠る君のそば午後はいつまででも午後であれ⁡

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中原鼠栞

微風が窓を突き抜け眠る夜、海辺の篝火どうか内緒に

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うしめ

梅雨曇り新工場は目覚めぬや稼働の日待ち守衛も眠る

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パパ猫

百万の魚も眠る海底で嵐の去るを待ち望む夜

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うしめ

長い旅の終点なのだろうか街の灯りは静かに眠る

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めるへん

穏やかに眠るがごとしくちびるにそっと触れれば冷たきを知る

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Mac

いつの日か 君に惚れてる わがこころ かなわぬ思い 抱いて眠る

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梅鶏

十キロのあきたこまちを眠る子のように静かな助手席に置く

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