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眼
めるへん
焦点の合わぬ眼で名を探す朝刊開き投稿欄を
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めるへん
ちょこのん
開眼のままで記憶を深堀れば「今」がたちまち「いつか」に変わる
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ちょこのん
こゆびびび
新しく 買った眼鏡で 出かけよう いつもの私は ケースに置いて
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こゆびびび
恋子
老眼で近視の乱視こんな眼で歌詠みすればなかなかのもので
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恋子
パパ猫
眼を凝らす 心の感度を守るため 足音もなく忍び寄るもの
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パパ猫
満月しじま
まだ青の青さを知らぬ君の眼にこれからもこの世界は映る
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満月しじま
御影
太陽の 白い光に覆われた 景色刺さって眼を閉じる夏
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御影
恋子
静脈に針刺す君の眼差しの安堵したのか筒に血の海
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恋子
恋子
蘊蓄を食わされ喉のイガイガは耳に残ると食の眼力
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恋子
御影
公園の 隅に転がる からからの 骨を見下ろす 瑞々しい眼
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御影
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