パパ猫

願ってもどんなに心尽くしても指の間をこぼれゆく砂

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恋子

茶葉の揺れジャスミンの香のこぼれゆく砂時計立て流れさらさら

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澄水

黄砂降る月の砂漠をはるばると二つ並んで何処までも行く

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澄水

黄砂飛ぶ砂を噛むよな思いするそんな一日笑顔を見せて

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めるへん

校庭を走るよろこび白い靴砂を巻き上げボールを蹴って

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澄水

グールドは「砂の女」を愛読す我も分かれり砂漠に住まう

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澄水

ロケットで月で食料作るなら砂漠の緑化始めるべきだ(宇宙ビジネスは馬鹿だ)

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澄水

我は咲く砂漠凍土に荒地にも蒔かれた種の花一つだけ

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光る君

春彼岸 甘党の父 ぼた餅の 砂糖割り増し 墓に供える

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ケタクマの父

黄砂舞い 花粉でくしゃみ レンゲ咲き 土筆も伸びて 桜へ繋ぐ

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