もんじゃく

黄砂舞う 伊勢の野原の 霞野で 若菜摘みつつ たれを思うか

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澄水

美ら海の綺麗な橋を渡ったら島は一面砂糖黍揺る

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ろくろう

口あけて眠りてゐしか砂浜のヒトデの如く舌の乾ける

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中原鼠栞

枯山水 猫転がれば唯の砂利 陽で温くなる漆喰の壁

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恋子

冴えかえる恋をまさぐる砂時計夏は戯れ私のピエロ

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恋子

さくら貝浜に寝そべる絵空事春を告げてもただ砂の恋

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澄水

砂浜にぽつんと座り海を見る君が誰だか知らないけれど

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澄水

高砂の松を伐らねば元旦のめでたき春の松風吹くを

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尾崎飛鳥

思い出を砂糖で煮詰めててろてろにした状態でどうぞ召し上がれ

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NASU

テーブルの上ですっかり冷めきったあさりバターにカタールの砂

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