バ先の傘

午後五時半 砂上に浮かぶ赤い月 僕の影をも淡く染めゆく

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瀬良薫

こんにちは口に含んだ砂糖菓子いちねんまえにきえた春を探して

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梅鶏

さえちゃんがまたねと泣いたその日にも西の空から届いた黄砂

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