澄水

秋の雲お魚の形もう少し秋刀魚もあって良いかも知れぬ

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パパ猫

朝の道ノースリーブに秋風が夏の素肌の余熱冷まして

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恋子

潮騒が囃し立てる秋の海確かな恋と不確かな愛

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恋子

小器用に恋の消しゴム夏を消し恋の絵筆を秋のキャンバス

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晴希

夏空が遠のいていき訪れた秋の空気を抱きしめたくて

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恋子

うたたねにページをめくる膝の風秋の匂いを栞としゃれて

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恋子

夏老いてしみじみ愁う秋を知る爪痕よりも足跡残そ

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恋子

またひとつ夏が騒いで叱られて季節は踊る秋の鬼ごっこ

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恋子

あんな奴怨んでみては私まで秋の思うつぼ前を向こう

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恋子

ざるそばの喉を越してや秋時雨楊枝くわえて明日は掛けそば

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