岡崎

秋雨は 時雨にまさる 淋しさの 別れを告げる 訪れとして

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梅鶏

背負っていた秋を平地の隅々に下ろして山は雪のストール

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優花凛

君も見た秋桜畑 風に揺れ 心優しく慰めてくれる

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屁の河童

川浪に紅葉誘うて行く秋のしばし猶-予(いざよ)う宇治の網-代-木(あじろぎ)

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屁の河童

去る秋が置き土産にと染め上げた紅葉に白く霜の包装

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広葉樹

秋風に香りもてなす藤袴(ふじばかま)遍路蝶々の調べ流るる

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藤瀬こうたろー

陽はいまだ名残りの暑さ運べども秋の深まる雨しんしんと

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屁の河童

池水の底に宿借る月見れば旅寝重ぬる秋ぞ悲しき

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屁の河童

一夏の海辺で燃えた思い出を産婦人科に捨てに行く秋

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屁の河童

秋風に誘はれ出でて鳴く虫の声聞く夜ぞ野辺は寂しき

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