
空


待ってなどいない深夜の空港でここには本を読みに来たんだ

焦ってもいいことないよと天の声 尖ったレジ前空気がゆるむ

私のこと、埋めたりなんてしないでね。 儚い君は空を愛した

AIに作らせるのはいいけれど あながそこにいない空虚よ

線香と涙が鼻の奥をつく煙とともにお空のうえへ

溢れてる出逢った奇跡この胸に今は自由に空も飛べると(スピッツ 空も飛べるはず)

ありふれた二人の魔法国作り空に浮かべりゃ宇宙の風に(スピッツ ロビンソン)

線香の煙は真っ直ぐ立ちのぼりその先崩れ空に消えゆく
