山桜桃 えみ

親指で窓をひらけば「海開き いつ」に応えるように薫風

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音羽凜

雨雲が去り薄日射す窓辺にて水饅頭に下ろす黒文字

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Coutarus ONAI

電車から見ていた町に住みはじめ車窓を意識しながら歩く

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八木辰

窓枠にはまった夜に目を凝らし何かうまれる期待だけする

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