葛飾

昼過ぎに 開けた窓から ほんのりと 晩夏の匂い 感じぬるかな

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恋子

交われば全てが昭和同窓会丸く四角く老いの陳列

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澄水

夕映えて小鳥も遊ぶ窓辺には夏の終わりの日が差している

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こゆびびび

露草を 桔梗に見立てて 指を染め 窓の向こうに 子ギツネを見る

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あさ

窓の外暗き闇なりふたりの子吾が傍らに寄り添い眠る

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パパ猫

そのことは もう忘れたと思ってた 夢は正直 窓に三日月

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パパ猫

窓明かりひとつひとつに灯る夢 みな幸せになれますように

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サルトビ

同窓の 先輩に出す 手紙にて 猛暑に耐えてと 祈りを込める

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平見翠玉

目覚めてもまだバスの中窓の外透明な街が目覚めていく

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パパ猫

垂れ込める黒雲の下に立つビルの窓にかがやく青空映る

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