パパ猫

ひさびさに深く眠れていい目覚め窓を開ければ風ひんやりと

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恋子

まだ恋を生きた証と窓伝う滴のように老いも刹那と

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花農家

ざわざわと 風の騒いで 窓の外 私の心の音と同じに

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bja0214

こころの傷からはまだ血がどくどく 「同窓会だより」びりびり破る

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澄水

夜半の月皓皓と照る窓開けて光を浴びている二人かな

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恋子

雨音を出窓に聴けば悠久の昔の恋の響くトレモロ

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澄水

雀蛾が夜の窓へとやって来るメッサーシュミット戦闘機かな

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澄水

春の雨降りつづく朝窓開けて君と一緒に雨を聴いてる

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とら

剥がした一枚くちびるで溶かしたルマンド窓の外に降る雨

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パパ猫

天窓の光の淡し納骨堂あの世に地獄はないかのような

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