澄水

生死超え彼岸に立てり善悪の人間万事塞翁が馬

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パパ猫

夏はいま極まり蝉の焦る声 しぐれも捨てて夕立のごと

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恋子

ゆかた干す笑ってみました立葵宇品の鉄路の夏飾り

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うえはらみき。

かぜをよむ 色に溢れた 闇の中 大地に立ちて 見上げよ 空を

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パパ猫

胸にある籠から飛び立つ鳥がいる 眠れぬ夜に羽ばたく翼

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あさ

移り行く陽の位置につれ思わざる形に立てる山にときめく

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めるへん

目立たぬし誰も見つめることもなき昼間の月は我を思わす

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ぷるる

夕立だ 傘の向こうの夏空に 広がる世界 しばしうっとり

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パパ猫

薄桃と赤紫のサルスベリ競い合わずに引き立て合って

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パパ猫

薄桃と赤紫色のサルスベリ競い合わずに引き立て合って

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