海紀亜

北を指す星から目を逸らした海が端から砕けるのを聞いている

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毒まんじゅう

柴犬は凡庸ながらりりしくも端正な面持ちに我はホッコリと

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道端で迷子の諭吉と遭遇し懐にしまい秀吉気取り

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えふぃ

OSの更新出来ぬ端末に去りし歳月(としつき) 湧き沁みいでる

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銀河

バーナーで炙る四角いスイーツはパリパリ食べる異端のプリン

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秋鵠空(さとあき)

端々年を繋ぐ橋 死は年とばし詩吐く夏押し 閉じ橋は

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秋鵠空(さとあき)

外が草は咲けるあやなし 樹々の端の 聞きし名やある今朝は咲くかと

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クルクルバニー

道端の 小さな花に 足を止め 些細な声に 注意を向ける

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クルクルバニー

極端に やりすぎるから 困るだけ 集中力が 半端じゃないわ

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海月みんみん

見せていた君の本音の切れ端を全部ジョークとこぼした ごめんね

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